カ ゼ に は 葛 根 湯 。 漢 方 の 代 名 詞 の よ う な 存 在 で あ る。 テ レ ビ で も 「 ル ル 」 な み に 宣 伝 さ れ て い る 。 昔 は 「 カ ゼ に は な ん で も 葛 根 湯 」 と い う 医 者 が 多 く い た ら し い ( 今 で も 多 い? ) 。 「 葛 根 湯 医 」 と 子 供 に も 揶 揄 さ れ た 。 小 柴 胡 湯 も 使 用 頻 度 で は 葛 根 湯 に 負 け な い 。
以 前 は 製 薬 会 社 に 宣 伝 さ れ る ま ま に、 肝 炎 に 頻 用 さ れ た 。 そ の 後、 副 作 用 ( 間 質 性 肺 炎 で 死 者 多 数 ) が マ ス コ ミ に 報 道 さ れ、 大 問 題 と な っ た 。 小 柴 胡 湯 は 慢 性 肝 炎 の 薬 で は な い 。 「 カ ゼ 薬 で ー す 」 正 解!
古 代 中 国 医 学 の 聖 典 「 傷寒論 」 に、「 嘔 而 発 熱 者、 小 柴 胡 湯 主 之 」 と い う、 ほ ん の 短 い 条 文 が あ る 。 「 嘔 吐 し て、 熱 が で て い る カ ゼ に は、 小 柴 胡 湯 を 投 与 し な さ い 」 と い う 意 味 で あ る 。 こ の タ イ プ は、 子 供 に 多 い 。
西 洋 医 学 で は、 カ ゼ 薬 に 加 え、 吐 き 気 止 め と 胃 腸 薬 が だ さ れ る 。 カ ゼ 薬 は 胃 腸 に 悪 い 。 矛 盾 し た 処 方 で あ る 。 こ こ が 小 柴 胡 湯 の 出 番 で あ る 。 エ キ ス 剤 を 少 量 口 に 含 ま せ、 唾 液 で 溶 か し な が ら、 少 し ず つ 飲 み 込 ま せ る 。
30 分 も し な い で、 吐 き 気 が 止 ま り、 気 分 が よ く な る 。 た だ 発 熱 は ま だ そ の ま ま で あ る 。 残 り の 薬 を 渡 し、 ご 帰 宅 願 う 。 翌 朝 に は 解 熱 し、 完 治 し て い る こ と が 多 い 。 生 理 時 の、 高 熱 を だ す カ ゼ に も、 小 柴 胡 湯 は 著 効 す る 。
急 性 肝 炎 は、 漢 方 的 に は 湿 熱 が 原 因 で あ る 。 こ の 場 合 は、 小 柴 胡 湯 は 効 く 。 エ キ ス 剤 で は 小 柴 胡 湯 に 茵 陳 蒿 湯 を 合 方 し て 使 う 。 黄 疸 は 尿 が 増 え る に つ れ て 改 善 す る 。 湿 熱 が 尿 か ら 排 泄 さ れ る た め で あ る 。
し か し、 慢 性 化 し た り 肝 硬 変 に な る と、 肝 臓 の 細 胞 が 壊 死 ・ 脱 落 し、 繊 維 に 置 き 換 え ら れ て い る 。 こ の よ う な 病 態 を 陰 虚 と い う 。 滋養 し な け れ ば な ら な い 。 小 柴 胡 湯 の 働 き は 逆 で、 細 胞 を 乾 か す 。 肝 硬 変 を 悪 化 さ せ て し ま う 。 間 質 性 肺 炎 の 病 態 も 陰 虚 な の で あ る 。 陰 虚 に 乾 か す ク ス リ を 与 え る と、 大 変 な こ と に な り ま す よ 。
以 前 は 製 薬 会 社 に 宣 伝 さ れ る ま ま に、 肝 炎 に 頻 用 さ れ た 。 そ の 後、 副 作 用 ( 間 質 性 肺 炎 で 死 者 多 数 ) が マ ス コ ミ に 報 道 さ れ、 大 問 題 と な っ た 。 小 柴 胡 湯 は 慢 性 肝 炎 の 薬 で は な い 。 「 カ ゼ 薬 で ー す 」 正 解!
古 代 中 国 医 学 の 聖 典 「 傷寒論 」 に、「 嘔 而 発 熱 者、 小 柴 胡 湯 主 之 」 と い う、 ほ ん の 短 い 条 文 が あ る 。 「 嘔 吐 し て、 熱 が で て い る カ ゼ に は、 小 柴 胡 湯 を 投 与 し な さ い 」 と い う 意 味 で あ る 。 こ の タ イ プ は、 子 供 に 多 い 。
西 洋 医 学 で は、 カ ゼ 薬 に 加 え、 吐 き 気 止 め と 胃 腸 薬 が だ さ れ る 。 カ ゼ 薬 は 胃 腸 に 悪 い 。 矛 盾 し た 処 方 で あ る 。 こ こ が 小 柴 胡 湯 の 出 番 で あ る 。 エ キ ス 剤 を 少 量 口 に 含 ま せ、 唾 液 で 溶 か し な が ら、 少 し ず つ 飲 み 込 ま せ る 。
30 分 も し な い で、 吐 き 気 が 止 ま り、 気 分 が よ く な る 。 た だ 発 熱 は ま だ そ の ま ま で あ る 。 残 り の 薬 を 渡 し、 ご 帰 宅 願 う 。 翌 朝 に は 解 熱 し、 完 治 し て い る こ と が 多 い 。 生 理 時 の、 高 熱 を だ す カ ゼ に も、 小 柴 胡 湯 は 著 効 す る 。
急 性 肝 炎 は、 漢 方 的 に は 湿 熱 が 原 因 で あ る 。 こ の 場 合 は、 小 柴 胡 湯 は 効 く 。 エ キ ス 剤 で は 小 柴 胡 湯 に 茵 陳 蒿 湯 を 合 方 し て 使 う 。 黄 疸 は 尿 が 増 え る に つ れ て 改 善 す る 。 湿 熱 が 尿 か ら 排 泄 さ れ る た め で あ る 。
し か し、 慢 性 化 し た り 肝 硬 変 に な る と、 肝 臓 の 細 胞 が 壊 死 ・ 脱 落 し、 繊 維 に 置 き 換 え ら れ て い る 。 こ の よ う な 病 態 を 陰 虚 と い う 。 滋養 し な け れ ば な ら な い 。 小 柴 胡 湯 の 働 き は 逆 で、 細 胞 を 乾 か す 。 肝 硬 変 を 悪 化 さ せ て し ま う 。 間 質 性 肺 炎 の 病 態 も 陰 虚 な の で あ る 。 陰 虚 に 乾 か す ク ス リ を 与 え る と、 大 変 な こ と に な り ま す よ 。